我慢していたけど、書いていいと言われると書きたくなるわけで(汗)
一応、モロにネタバレですのでご注意を。
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『アップルシード』ですが、池袋の駅ビルの映画館で観ました。
私は開演30分前くらいに行ったのですが、整理券は80番台。
100人くらいいて、館の8割くらいの入りでした。
男女比は7:3で、女性はほとんどがカップル(笑)
で、内容はと言うと。
一言になっちゃうんですが、『攻殻』より内容はわかりやすいけど、『攻殻』より感情は読みづらかったって感じかな。
オープニングはCGのリアリティに息をのみ、派手な戦闘シーンに目を奪われましたが、後半はデュナンに感情移入して涙ぐんでました。
終わってみると、展開の都合良さとか色々とツッコむところもあったんですが、機会があればまた観たい映画でした。
原作は絵柄も話も違いそうなので(パンフの背景として、少しだけ刷られてましたが)、そちらを読んでから観ればまた印象が異なるんでしょうね。
『赤目四十八瀧心中未遂』は、東中野の単館系映画館にて。
知り合いのご家族がお勤めだということで、映画については予備知識無く観ました。
レイトショーでかなりのロングラン公演だし、客数も少ないかなと思っていたら、20人以上の入場がありました。
ある程度お年を召された、文学好きそうな方が多く見受けられました。
男女比は4:6くらいかな。
で、内容はと言うと。
なんか、『毎日晴天!』(菅野彰著)で描かれた岸和田と町の人々を思い出しました。
菅野さんは後書きで、岸和田の描写は『岸和田少年愚連隊』を元に書いた旨を仰っていましたが、この映画で描かれた尼崎の方が、余程近いように感じました。
救いのないどん詰まりの世界の中で、苦しんだり、情を見出す様は観ていて胸が苦しくなりました。
また、その後にこの映画について述べたサイトを見て回ると、寺島しのぶについて論評が際だっていたんですが、私が気になったのは岸田勢子(大楠道代)でした。
彼女が主人公にだけ語った半生が、ありきたりだけど苦しみに満ちたものであった事は想像に難くない。
しかし、その後の生活がいかに辛苦に満ちていたかを、大楠は語ることなく凄みある演技で表している。
他にもある程度齢を経た女優陣の好演が、映画の凄みを上げていると思います。
また、映像などについて。
原作での行間や静けさを醸し出すために用いられていたんだろう間合いは、いささか冗長すぎる感がありました。
あと、沈黙や無音を表すために用いられていた打楽器の連続音が、役者の微妙な動きや細かな音をつぶしているようにも感じられました。
他にも幾つか気になった点があったんですが、それらは小説と映画のメディアの違いから来るものなのでやむを得ないのかなと感じました。
あと、これからご覧になる方への注意としては、いささか性表現が多いので、苦手な方は控えられた方がいいかと思います。
一応、モロにネタバレですのでご注意を。
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『アップルシード』ですが、池袋の駅ビルの映画館で観ました。
私は開演30分前くらいに行ったのですが、整理券は80番台。
100人くらいいて、館の8割くらいの入りでした。
男女比は7:3で、女性はほとんどがカップル(笑)
で、内容はと言うと。
一言になっちゃうんですが、『攻殻』より内容はわかりやすいけど、『攻殻』より感情は読みづらかったって感じかな。
オープニングはCGのリアリティに息をのみ、派手な戦闘シーンに目を奪われましたが、後半はデュナンに感情移入して涙ぐんでました。
終わってみると、展開の都合良さとか色々とツッコむところもあったんですが、機会があればまた観たい映画でした。
原作は絵柄も話も違いそうなので(パンフの背景として、少しだけ刷られてましたが)、そちらを読んでから観ればまた印象が異なるんでしょうね。
『赤目四十八瀧心中未遂』は、東中野の単館系映画館にて。
知り合いのご家族がお勤めだということで、映画については予備知識無く観ました。
レイトショーでかなりのロングラン公演だし、客数も少ないかなと思っていたら、20人以上の入場がありました。
ある程度お年を召された、文学好きそうな方が多く見受けられました。
男女比は4:6くらいかな。
で、内容はと言うと。
なんか、『毎日晴天!』(菅野彰著)で描かれた岸和田と町の人々を思い出しました。
菅野さんは後書きで、岸和田の描写は『岸和田少年愚連隊』を元に書いた旨を仰っていましたが、この映画で描かれた尼崎の方が、余程近いように感じました。
救いのないどん詰まりの世界の中で、苦しんだり、情を見出す様は観ていて胸が苦しくなりました。
また、その後にこの映画について述べたサイトを見て回ると、寺島しのぶについて論評が際だっていたんですが、私が気になったのは岸田勢子(大楠道代)でした。
彼女が主人公にだけ語った半生が、ありきたりだけど苦しみに満ちたものであった事は想像に難くない。
しかし、その後の生活がいかに辛苦に満ちていたかを、大楠は語ることなく凄みある演技で表している。
他にもある程度齢を経た女優陣の好演が、映画の凄みを上げていると思います。
また、映像などについて。
原作での行間や静けさを醸し出すために用いられていたんだろう間合いは、いささか冗長すぎる感がありました。
あと、沈黙や無音を表すために用いられていた打楽器の連続音が、役者の微妙な動きや細かな音をつぶしているようにも感じられました。
他にも幾つか気になった点があったんですが、それらは小説と映画のメディアの違いから来るものなのでやむを得ないのかなと感じました。
あと、これからご覧になる方への注意としては、いささか性表現が多いので、苦手な方は控えられた方がいいかと思います。
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